上杉鷹山公NHK大河ドラマ化をすすめる会 趣意書
令和3年6月吉日
米沢・朝倉交流会 会長 北村 正敏
上杉鷹山公は今から270年前の寛延4年(1751年)7月20日、九州宮崎、高鍋藩の江戸藩邸で藩主秋月種美(たねみつ)公の次男として誕生。文政5年(1822年)3月米沢の地で72年の生涯を閉じました。今年(令和3年、2021年)は生誕270年、没後200年に当たります。
米沢・朝倉交流会は鷹山公の祖母豊姫(米沢藩第4代藩主綱憲(つなのり)公の娘で吉良上野介義央(よしひさ)公の孫)の嫁ぎ先、九州福岡県の秋月藩黒田家(現在の朝倉市)との交流を深めようと2018年7月に誕生した市民団体です。
私たちは秋月三名君と呼んでおりますが、宮崎、高鍋藩が生んだ秋月種茂(たねしげ)公(鷹山公の兄・鶴山(かくざん))、上杉鷹山公、黒田長舒(ながのぶ)公(種茂公の次男)を顕彰しながら三地域の有志たちで地域輿しフォーラムを持ち回りで毎年ひらいてきました。
2017年は高鍋町と朝倉市で、2018年は米沢市で、2020年はふたたび高鍋町でそれぞれ開催し、仁政を行った地元の名君に対する敬慕の思いを熱く語り合いました。とくに高鍋でのフォーラムでは上杉鷹山公をNHK大河ドラマに取上げてもらえるよう運動を展開していきたいとの米沢からの提案がなされ、参加者の絶大な賛同を得ることができました。
この気運をさらに盛り上げようと私たち米沢・朝倉交流会はこのたび上杉鷹山公を中心とした大河ドラマの実現に向けて市民、県民運動を展開して是非実現させようと一大事業計画を立てました。この計画実現には相当の覚悟が必要ではありますが、鷹山公の生い立ちから養子に至るまで、藩主となってからの守旧派との戦い、農村復興のための経済産業政策、治水鉱山開発、度重なる飢健や感染症(天然痘やハシカ等)との戦い、領民への思いを根底とした医療や子どもの養育環境の改善、学問や武道・蘭学の奨励、己を律する強い気持ち、師を敬う心など様々な出来事がありドラマ化には十分な題材があると思います。
ことに感染症対策は現在進行中のコロナ対策にも生かせる話があります。また乗馬で痛めた膝の治療に赤湯温泉で湯治をしたら、お付きの御殿医の方が元気になったなどほほえましい話もあります。障がいを持つ妻との生活も真の優しさを教えてくれます。
このようにすぐれたリーダーシップを発揮し、封建時代にありながら領民や弱者(子ども、老人、病者、障がい者)に目を向けた世界に名の知られた第九代米沢藩主上杉鷹山公こそ、今の価値観の多様化したコロナ時代に生きる私たちに多くの示唆を与えてくれる歴史的名君であり大河ドラマの主人公にふさわしいと考えます。
私たちはこのような鷹山公のすべてをNHK大河ドラマとして鑑賞したいと考えます。そのためには「成せばなる、成さねばならぬ」の強い思いで、米沢はもとより県内外の中心的皆様にお声をかけご賛同をいただきたく運動を行ってまいります。実現すれば「独眼竜政宗」、「天地人Jに続く地域おこしにもつながると思います。
是非ご賛同の上、ご協力のほどお願い申し上げます。
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